クール!

コーケンの首振りラチェットです
ZEALシリーズはコーケンのブランドの一つですね
ソケットはスタンダードよりも肉薄抵頭です
ラチェットの方はヘッドがコンパクトに出来ています
ただコーケンのラチェットはスタンダードのものでも小さいのでそこまで差がありません

同じ1/4と比べてもかなり小さいです
薄さも2/3くらいです

実物を見るとビックリするくらい小さいです
コーケンのラチェットの特徴としてギアが36歯な事です
今時ラチェットは72歯が当たり前で中には90歯なんてのもありますからそれと比べるとかなり少ないですね
当然ハンドルを振れないような場所だとコーケン製は不利ですがもちろんメリットもあります
まず歯が大きいので耐久性が高い事(たぶん)そのおかげでヘッドを極限まで小さくできているのだと思います
ただこの辺はサンメカの私にはわかりづらい所です
それよりも大きなメリットが空転トルクの軽さ
空転トルクを簡単に説明するとボルトが緩んで抵抗が減るとソケットと一緒にボルトが回ってラチェットの機能を果たさなくなります
ですので空転トルクは軽ければ軽い程いいのです
コーケン製はこれが断然軽いのです
以下実験です
二つのラチェット互いにかけて回します

片方は普段愛用してるSK11の72歯です
当然ですが空転トルクが軽いほうがカチカチとラチェット機能を果たします
結果はもちろんコーケン製の方がラチェット機能を果たしました
フォローする訳じゃないですがSK11は約1500円、Z-EALは約7600円ですからね
SK11はあまりにも長く愛用して手に馴染んでるので正直使い勝手でいえばSK11です まあ慣れですね
肝心の使い勝手についてですがコーケン製だけあって質実剛健という感じです
切り替えもラチェットも一切引っ掛かる事もなくスムーズです
首振り機構は90度と180度である程度固定されます
しかし一番のポイントは質感でしょう
小さいだけに精巧な作りでメッキもめちゃくちゃ綺麗です
黒いグリップ部分もゴムではなく固い樹脂製で高級感があります
ただ高級感があるだけじゃなくコーケンの説明によれば特殊なグリップだそうです

大袈裟じゃなくちょっとした工芸品みたいです
これは間違いなく工具オタクの物欲を刺激する商品ですね
私はコーケンファンなので尚更、工具箱に入れとくだけで楽しい工具です
残念なのがZ-EALの1/4ソケットが揃って無い事です
せっかくなら同じZ-EALで揃えたいところですがすでに1/4は揃ってますしね
しかもいくつかはコーケン製ですし