【新規就農と田舎暮らし】田植え!田植え!田植え!

農耕民族

法人作業で田植えに行ってきました

集落営農組織の柱は水稲です

高齢化で稲作ができなくなった田を高齢化した組織が請け負っています

 

日本の農業の中でもっとも機械化されているのが水稲でしょう

植え付けは田植え機が行い、刈り取りはコンバインが行います

今回使ったのはクボタRACELαZP67です 6条植えです

鮮やかなブルーが素敵です

 

機械化が進んでいるからといって肉体的な負担が少ないかというと全くそんな事はありません

植え付けはガシャンガシャンと自動でやってくれますが苗の補給は人間の仕事です 大砲で言えば弾を込める役割ですね

苗箱の苗を次々と補給していくのですがこれが結構せわしない

一個一個は2~3㎏なので大した重さじゃないですが何十個、何百個も補充するのは重労働です

基本的な作業パターンとしては田植え機が田を往復します

端まで付いたら補助の人が苗を補充するという感じですね

田植え機の運転手と苗を補充する補助で田植えは進んでいきます

 

苗の補充も重労働ですが何より大変なのが肥料の補充です

今の田植機は植え付けと同時に肥料や除草剤を巻いていきます

この肥料の補充が大変・・・

一袋20㎏の肥料を田植機に補充します

10aあたり2袋程度使うので1町で20袋(計400㎏)も補給する必要があります

結構な労力です

爺様達は20㎏の肥料を持ち上げるだけでヒーヒー言ってますから当然私の仕事になる訳です

1日中肥料を補給すると多少体力に自信のある私でもかなり堪えます

 

この肥料にかんしては農機メーカーや肥料メーカーの新技術や開発を期待しますね 今後高齢化するにあたって絶対に無理が来ると思います

 

田植機の運転は交代です

まあ操作自体は車を運転する人ならどうという事もないです

こちらは機械の操作だけなので特に疲れる事はありません

 

田植というのは非常に個人の性格がでるもんだなぁ・・・と思います

私なんかは大雑把な性格なので多少ダブっても曲がってもいいのですが人によってはキッチリ無駄なく植えたい人もいます

 

爺様達は基本的にコダワリが強くアレコレと注文をつけてきます

やれもっと畔に寄れだのスピードを落として丁寧に植え付けろだの

車の運転もそうですが運転しない人間に限ってゴチャゴチャやかましい

キッチリ隅まで飢えれば雑草を防ぐ事もできますし苗を無駄にする事もありませんから丁寧に越した事はありません

それに欠け無く綺麗に植え付けられた田んぼは見ていて気持ちいモノです

先祖代々守ってる田の持ち主なら尚更気にするところでしょうね

 

私が習った田植の手順

田んぼの形がいびつな場合

田んぼの形がいびつなのでなるべく直線の辺を基準にします

いよいよ植え付け開始

マーカーに沿って行けば直線になります

畔ギリギリまで植え付けてターンすれば丁度田植機1台分ほど空きます

右側も田植機1台分残して終わりです

ぐるっと一周して入口を出るので植え付けせずスタートラインまで戻ります

今来た道を植え付けながらぐるっと一周して出入口まで戻って終わりです

田植機にはマーカーがついており同間隔で植え付けられます

私も上手いとは言えませんが下手くそな人は本当に下手くそです・・

中途半歯に残ったところをどう植え付けるかもオペレーターの判断ですがここでも性格がでます

私なんぞは苗が余ってりゃ容赦なくかぶせて植えますが几帳面な人は機械を2条植にしたり田植機を何度も切り替えしたり無駄なく植え付けます

新参者としてはあまり自分勝手にする事もできません

 

そして厄介なのが苗詰まり・・

日本の田植機は優秀なので基本的にはミスなくガシャコン、ガシャコンと植え付けて行きます

問題は苗の方です やたら水分を含んでいたり生育が悪いモノは機械が苗を上手く掴めず植え付けに失敗します

すぐに気づけばいいものの田の半分くらい進んでから気付いても後の祭り

一列だけ歯抜けの不細工な田植になってしまいます

人によっては補植(手で植え付けて行く)する人もいます

私は爺様達の体力を考えるとやる意味がないと思ってやりませんでした

 

ただ法人の作業でも田植の委託というものがあります

これは苗や肥料は自分で用意するけど田植機が無いので植え付けを委託するものです

これだと委託した人としてはお金払ってるんだからしっかり移植してくれという感じです

そういうところは手作業で補植しました

組織の高齢化を考えるとこんな事いつまで続くやら・・・という感じです

この辺は委託する人の理解もほしいところ

 

作業としてはそこまで重労働じゃないのにやたら体に堪えます

雨で中断したりしながら10日間で20ヘクタールくらいを植え付けました

小さな田んぼが飛び飛びにあるので非常に無駄が多いですね

そんな事をポロっというと1人の爺さんが言いました

「農家はその土地で生きていくもんじゃよ」

なるほどと思いました

私みたいな新規就農だとまず条件の良い田畑を探す事から始まりますから考え方の違いにハッとしました

 

10日間の田植が終わると皆で集まって皆で飲むのが風習だそうです

昔は田んぼの横で大酒を飲んだそうですが高齢化なので缶ビールで軽く祝って終わりです

私は運転があるので飲めませんでしたが問題なく終わって良かったです

植え付けられた田んぼを見ると気持ちいいモノです

確かに田んぼを見ながら一杯やるというのは気持ちよさそうです

いつかやってみようかな

 

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