【新規就農と田舎暮らし】11 社会人失格です

やらかした

正直こんな事書くのは嫌ですが一応このブログに関してはなるべくあった事や思った事を正直に書きたいので

 

冒頭から勿体ぶった書き方ですが簡単に言えば約束をすっぽかしてしまいました

新規就農者の場合研修期間中も市や農林事務所の方と会議を重ねながら進めて行くのが基本だと思います

会議の内容は研修の内容はどうかといったものから悩みの相談など様々です

研修も終盤になると今度は経営計画について具体的な数字を出して行かなければなりません

これが非常にやっかいで実家が農家だったり過去に自営業の経験があるなら勝手がわかりますがその手の経験が無い私のような人間には何もかもがチンプンカンプンです

ですから新規就農をする場合、絶対に市や農林の協力と綿密な打ち合わせが必要になると思います

 

全ての新規就農者はここで苦労すると思います

見通しの甘さ、準備不足、記載漏れ等々・・・・・・・・・・

さらに経営や収入面の厳しい現実をつきつけられ精神的に疲弊します

 

そしてそれが一次審査(書類審査)に通れば最終審査である面接があります

基本的には一次審査で通っていれば面接で落ちる事はないと思われます

私も一次審査が通った時点で終わった感じでした

  

そして面接前日

服装はスーツですが1年着ない間に太ってしまいウエストがパンパンです

痩せないとなぁ

あとは書類を準備してと・・・・

・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

なあああああああああああああああ!

なんと書類に書いてある面接日時は〈昨日の日付〉じゃありませんか

わあああああああああああああ!

慌てて携帯を確認すると昨日のその時間に市からの不在着信だらけ・・・

車に入れっぱなしでそのままでした

ミスした理由は日付を携帯の予定表に入れる段階で間違っていたのです

本当何をやってるんだろう

 

慌てて市に連絡をとろうとするも既に時間外

といって座ってもいられず無駄に家の中をウロウロウロウロ

本当にどうしようもない時というのはこんな感覚なんでしょうか

後で食べようと思っていた晩御飯がレンジでピーピー鳴ってますがとてもじゃ無いが食べる気がしません

各方面から人が来ると聞いていたので最悪の事態ばかり考えてしまいます

いくら形式上とはいえ審査は審査です

取引だったら白紙にされても文句は言えませんし企業面接なら完全にアウトでしょう

 

新たな借入先を考えて見たり頭でも丸めようかなんてバカバカしい考えしか浮かびません

しかし現実問題として出来る事は明日朝一番に謝罪の電話を入れる事です

寝つける訳もなく頭の中はグルグルグルグルと回ります

テーブルの上には冷え切った晩御飯が手つかずで置きっぱなし

そんな中わずかに回る頭で考えたのが体調がどうだの聞き間違えただの言い訳は絶対しないようにするという事でした

 

翌日市役所が空く時間と同時に電話

担当の方が出られました 

正直今まで電話口で頭下げるとかバカバカしいと思ってましたがあれは自然と出るもなんですねぇ・・

怒られる事は覚悟してましたが担当の方はあっさりと

「ああ・・あれですが来週の火曜日に変更されましたよ」とのこと

もちろん何も無かった訳じゃないでしょう

おそらく私の代わりに謝罪してくれたのが直接の担当者だと思います

色々言いたい事も抑えて頂いたのでしょう

私より一回り以上下の方ですがそれだけに自分が情けない

とにかく平謝りして電話を切りました

 

翌週は30分も早く庁舎に出向き入って来られる方にお詫びしました

農林の方に

「最初の挨拶で謝罪だけしてあとは水に流しましょうよ」と言って頂きました

本当に有難い話です

他に集まって頂いた方からも全員

「気にしないでいいよ」「こういう事もありますよ」「発表頑張ってや」

と温かいお言葉 

 

社会人になってから犯した仕事のミスとしては10年ぶりの大ポカをしました

そして今回受けた恩義は忘れてはならぬと心に刻んだ出来事でした

いつになく真面目な内容になりました

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