ガレージでバイクをいじっているとお世話になってるおじさんが様子を見に来ました

しかし田舎の家は敷地が広いのでチャイムが全然聞こえませんね
かといってデカい音鳴らすのも鬱陶しいし配線分岐してチャイムを増やすのも面倒くさいし
まあ全然内容と関係ないですが
何でも今からイノシシを解体するのでヒマなら見に来ないかとの事
自慢じゃありませんが私は魚もさばいた事もなく哺乳類に関しては作業を見た事すらありません
ヒマだけどなかなか躊躇する内容です
しかしまあものは試し、ブログのネタにもなるし行って見ました
解体場所は何と近所の爺さんの家の庭先・・・・いくら田舎の家が広いとはスゴイ
爺さんの家に行くと他の爺さんも3人程いました
1人の爺さんが「おお!今日は助っ人が来たな」といらん事を言います
すかさず「今日は見るだけですよ 慣れてないし」というと爺さん達が笑いました
まあそうでしょうね
東京帰りでイノシシの解体にビビってるなんて典型的なヘッポコです
爺さん達がガチャガチャとナイフを準備していると軽トラに乗せられたイノシシが来ました
サイズとしては60㎏くらいでしょうか 思ったほど大きくはありません
目が半開きなのが微妙に不気味ですが怖いものでもないですね

イノシシは既に内蔵が取り除かれていました
死んでから時間が経つと肉が臭くなるので罠の近くで殺したらすぐに内臓を取り除くそうです
ですので一番きつそうなシーンはカットですね
イノシシを台に乗せたらまずは皮を剥いでいきます

足を切り落としそこから上に向けて剥いでいきますがこれは標準的な方法なのか私には分かりません
魚や蛇のように引っ張って剥がれるようなものではないようです
力づくで引っ張りつつナイフを当てて剥いでいきます
結構時間がかかる作業です
りんごと同じで雑にやれば簡単に終わりそうですが肉を無駄にしないようにすると丁寧な作業が必要になるようですね
爺さん達が
爺さんA「もう、それくらいええわいや」
爺さんB「せっかくなんじゃからちゃんと取ろうで」
爺さんC「わしゃあもうえろうなったで」訳(私はもう疲れました)
となかなか賑やかにすすんでいきます
私のほうは思ったほど恐ろしいもんでもないなぁ・・・という印象

ようやく皮を剥ぎ終えると頭を落とします
1つ言い忘れましたが作業をしている爺さん達は猟師じゃなくアマチュアです
狩猟免許は持っていても本業は農家です
頭を落とすのはプロであれば手際よく腱を切って外してしまうそうです
爺さん達はアマチュアなので力技 鋸で切断です

なかなかスゴイ映像ですがここまでくるともう肉と言う感じですね
後は各部位毎に分けて袋詰めします
さすがにかなりの量の肉になります
私にも持って帰れてといいます私は料理をしないので500g程度もらいました
爺さん達はというと
爺さんA「ワシはいらんで」
爺さんB「ワシもいらんタケちゃん持って帰れぇや」
爺さんC「いらんいらん 持って帰っても婆さんが料理せんわいや」
結局誰もいらないという・・・なんじゃそれ
肉は近隣で欲しいという人がいればタダであげるそうです
イノシシ肉は買えば結構なお値段もしますがいざ出荷となると規制もあるしリスクもあるので売ったりしないそうです
目的は駆除ですし年に数頭ですからそこまでするメリットは無いでしょうね
という訳で何もせず1時間程度眺めてるだけで終わってしまいました
次回は参加するかと言われたら微妙な所です
命を頂く・・・
なんてややこしい事は思わず森の動物が食べ物になったんだなぁ・・・というぼんやりした感想でした
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