悪意は無いとはいえ・・・
少し前から家の裏のスペースに置いたゴミ袋を荒らされていました
裏は戸締りが出来る場所だったので不思議だったのですがどこからか忍び込んだのだろうとあまり気にしませんでした
それからしばらくするとキッチンのゴミが荒らされました
田舎の古い家なのでどこか締め忘れたかと思い翌日からしっかり戸締りしておきました
数日後
正月休みで戸締りをしっかりして帰省したのですが帰ってみるとまたキッチンが荒らされていました
大変なのは荒らされた事より獣臭というかアレの匂い
どこか隙間があるのかと思い隅々まで点検しましたがこれといった侵入経路は特定できず
とりあえずトイレの小窓から風呂の換気扇まで僅かな隙間でも入れないように対策を施しました
念入りに掃除機をかけて拭き掃除をしておきましたが侵入経路がハッキリしない以上また同じ事が起こるのは間違いありません
スッキリしないその日の夜中・・・
トイレに行こうと思って部屋を出た瞬間ヤツはいました
時間が止まるとはまさにこういう事でしょう
廊下の開けっ放しのドアと壁の間から怯えた目で私を見つめていました
しばらくにらみ合いが続いたあと私が一歩踏み出すと同時にバタバタバタバタ!っとフローリングに爪を立てて私の横をすり抜けていきました
驚いたのは私も同じ
行き場を失った猫はあっちへ行ったりこっちへ行ったり 夜中の12時にオッサンと野良猫が大騒ぎです
そもそも逃げたとろこで家の中は全て戸締りされているので脱出経路はないのです
逃げ場がなくて困るのは猫ではなく私でした
外に逃げてくれりゃ良かったものをよりによって荷物置き場にしている一部屋に逃げ込みました
段ボールや洋服を山積みしていた部屋なので隙間に逃げ込まれて潜まれると手に負えません
バンバンと段ボールを叩いてみるものの反応はありません
先ほどと違い完全に逃げ場がないので息をひそめているのでしょう
猫のくせになかなか頭脳派です
姿は見えないものの息を潜めてコチラを伺っているのを感じます
猫も怖いでしょうが私も怖い
「わっ」と大声で脅かされる一番不快な恐怖感
硬直状態が続き仕方がないので段ボールを一つづつ部屋から外に運び出していると強烈なアレの匂い
うわ・・と思った瞬間股の隙間からネコが抜けていきました
今度は前もって玄関を開けていたのでそこから外に逃げていきました
別に追い詰めたところで何ができる訳でもないですし
ヤレヤレと思いましたがここで思ったのが・・・
そもそも外から入って来たんじゃなくずっと中にいたのでは?
ここ最近はこの物置を住処にしていたんじゃなかろうか
そうであればいくら戸締りをしたことろで無駄なのは当たり前です
全く知らん野良猫は私と同居していたのでしょうか
私が寝たり外出して静かになるのを待って物置から出てきてはゴミをあさり私の気配を感じたら物置に逃げ込んでいたのでしょうか
江戸川乱歩じゃねんだから・・
現実的に考えれば私がいる間常に同居していた訳ではないでしょう
帰省で戸締りしたのが結果的に閉じ込める形になっていたのでしょう
そして私がいない数日間我が物顔で室内を徘徊していたのだと思います
注意深く見てみるとダイニングチェアには爪を研いだ跡があります
帰って来てバタバタと騒がしくなったので今まで寝床にしていたところに逃げ込んだのでしょう
住処にしていたわりには1㎜も懐いている感じはありませんが人を信用できないのは野良猫の性でしょうか
年末に大掃除したのに再び家中を念入りに大掃除
しかしどこかしら猫の匂いというかアレの匂いがあるようなないような
もう麻痺して分かりません
ウエスとマジックリンとファブリーズを湯水のように消費してなんとか掃除を終えて外で汚れた服を脱いでいたらなんと家の中からコチラを伺っているじゃありませんか
あまりにも予想外で思わず「うわ」と声が出てしまいました
あれだけ念入りに戸締りしたのにどういう事だ!
侵入経路は換気用の小窓の網戸を爪で破って入っていたのでした
大慌てで外に出し小窓はとりあえずベニヤ板で完全にふさぎました
離れた場所から恨めしそうにコチラをみてます
網戸までドアが一つあるのですが僅かな隙間を通り抜けていたようです
今度は隙間を灯油のポリタンクを3つ縦積みして塞いでおきました
そして翌朝・・・
タンクが倒れていました
3つ縦に積んだ灯油缶ですが一番したは満タン18㎏、2段目も10リットルくらいあったのに一体どうやって倒したんだろうか
ふと顔を上げると頭上の棚からコチラを見ているじゃありませんか!
なああああああ!
またもや変な声が出ました
なんだか顔に緊張感も無い気がする
とりあず追っ払いましたが段々警戒心を解いてるようでこれは非常によろしくない
しかし負けてばかりではありません
猫は先日と同じように網戸をくぐって入ろうとし打ち付けたベニヤ板相手にはどうすることもできなかったのでしょう
一勝一敗
隙間には余っていた木材を挟んでおきました
ちょっとやそっとじゃヤツは抜けるのでゴムハンマーでたたき込んでガチガチに固定しておきました
その夜もまたガタンという音が
どうせヤツに決まっている
と思っていたら案の定!
お気に入りの高圧洗浄機が!
しかし見つけたものの何をする訳でもなくにらみ合い
野良猫は私の咄嗟の動きに警戒しているのでしょうがそれはこちらも同じ
横の木戸をあければそこから外に追い出せますが私の動きに反応して逃げまわるのが一番困る
風呂も入ってこれから寝ようってのに野良猫なんぞと追いかけっこはゴメンです
じりじりと近寄りなるべく刺激しないように木戸を開けるとサッと逃げて行きました
翌日
ガッシリとはめ込んだ板を突破されていました・・・
どんだけ執着してんだこの野良猫は
すでに自分の縄張りにしちゃってるんでしょうね
コイツには小手先の対策は通用しないようです
ならばと隙間に2×4材を当ててL字金具で固定してやりました
これなら絶対通れまい
とやってる間も・・
こっちを覗う野良猫
絶対安全なトコからだと呑気なのも腹が立つ
へんなトコに立てかけてるオイル缶はネットの間をふさごうとしたものです
翌日仕事に行こうと玄関を出ると
何やら視線が・・・
ヤツがいます
しっかり私が出かけるのをチェックしています
しかもウッドデッキの上で なんなんだコイツは
いや正直言うと気配や視線を感じた訳ではありません どうせどこからか見てるだろうと思って見まわしただけです
ブログなんでネタ的に軽く書いてますが家中大掃除したりカーペットを丸洗いしたり大事です
正直言ってかなり腹が立ちますがまあ猫相手に怒ってもね
そして書いている今も木戸をガタガタやっている音が聞こえます