たまには
YBR125のブレーキフルードを交換します
使う道具はプラスドライバー、10㎜のメガネレンチ、ホース、ペットボトルだけです
.
交換するブレーキフルードはコチラ
ブレーキフルード ウルトラ BF DOT4
定番ですね
DOT4というのが規格です YBR125の場合DOT3かDOT4を使えと言う指示があります
まず10㎜のレンチを排出口のボルトにかけておきます まだ緩めません
次に排出口にホースを差し込みます
もう片方はペットボトルに
これでブリーダー側の準備はOK
リザーバータンクの蓋を外し中の内蓋とダイアフラム(ゴムパッキンみたいなやつ)を外します
この状態でブレーキを2~3回握り最後の1回は握りっぱなしにします
次にブリーダーのボルトを少し緩めます
するとフルードがグ~と押し出されます
排出が止まったらブリーダーボルトを締めます
.
減った分のフルードを足してまた最初に戻ってブレーキを握りっぱなしでボルトを緩めるという繰りかえしです
.
ややこしいですが理屈は至って簡単
ポンプやスポイトみたいなもんです
グ~っと押し出して手を放すと液体や空気が戻りますね
フルードが戻るだけならいいのですが排出されたフルードの代わりに空気が入ってしまいます
これがエアを噛むという事です
なので戻らないように口を閉じてしまう訳です
.
排出された量だけリザーバータンクの液面が下がります
ここに新たなフルードを足します
注意が必要なのがリザーバータンク側からもエアを吸い込みます
ですのでエアを噛まないように減ったら足す減ったら足すを繰り返します
.
繰り返すと徐々に古いモノと新しいモノが入れ替わるという寸法です
排出されるフルードが綺麗になったらブリーダーボルトを締めてリザーバータンクを締めて終わりです
.
灯油ポンプと同じ原理です
ブレーキレバーが(逆止弁の無い)灯油ポンプの役割です
そしてリザーバータンクがポリタンク
ポリタンクの中の灯油が減ってくるとジョゴゴゴといって空気を吸います あれがエアを噛んでる状態です この状態にしないようにタンクはフルードで満たしておくという訳です
そして灯油ポンプの逆止弁の代わりがブリーダーボルトの開け閉めと言う事です
逆に分かりづらいですかね
まあ実際やれば感覚で分かります
.
写真ではホースにワンウエイバルブ(逆止弁)がついてますので逆流はしないはずですが無い状態と同じように作業しました
フロントブレーキであればブレーキレバーもブリーダーも近くなので不要でしょう
ただ海外メーカーの場合リアキャリパーが国産と逆側についてたりしますからそうなると1人でやるのはかなり面倒くさいです
ストレートで730円ですから一つ買っておくと便利ですね
.
作業としては簡単な部類です
もしエアを噛んでもそのエアが排出されるまでどんどん循環させていけばいいだけです
ブレーキですからプロに任せるに越した事はありません
お店に任せてもせいぜい2000~3000円くらいでしょうしブレーキフルード500mlも買ってもそうそう使い切れません
安全性以外にも厄介なのが塗装へのダメージです
ブレーキフルードは塗装や樹脂をメチャクチャ侵します
こんなのがカウルやタンクにかかったら悪夢です
実際に走ってみて・・
よくわかりませんね 変えたフルードも古いせいかな