バイク屋気分

軽トラにバイクを積む方法を紹介します
まあ仕事で使う人以外は軽トラなんて持ってないと思いますが誰かに借りたりレンタルして運ぶ事もあるかもしれませんので覚えておいて損はありません
必要な道具はラダーレール これが無ければ話になりません

間違っても2×4材や足場板にL字フックで自作なんて事はやらないようにしましょう
ズルズル滑ります
バイク用のラダーレールならもちろん問題ありませんがホームセンターに売ってる歩み板でも十分です
というか軽トラの場合はそっちの方が使いやすいです
そして耐荷重ですがホームセンターに売ってるものは農機用なんで2本合計の耐荷重です
大抵2本で350~500㎏程度の耐荷重ですから余程重いバイクじゃなければ大丈夫です
ただ農機用歩み板+軽トラは角度がかなりきつくなります
車高が低かったりホイールベースが長いバイクだと底が付いてヤジロベー状態になります

マジェスティ125くらいでもダメでした
そいういう場合一番簡単なのは一本のラダーレールを下駄にすることです
しかしラダーレール一本で積載させることになるんでそいったバイクであれば最初からバイク用のラダーレールにしときましょう
2本セットで使います
片方はバイク、片方は人間ですね
軽トラの荷台はツメをかけられるようになっています

バンに乗せる時のようにラダーレールをベルトで固定する必要がないので楽ですね
エンジンをかけて1速、半クラで登っていきます

YBR125くらいなら勢いを付ければ簡単に上がりますが半クラで上がった方が楽で安全です
乗せる時一番抵抗があるのが地面とラダーレールの段差ですがここで止まってしまったら絶対にアクセル煽って勢いをつけないようにしましょう
ここでドンッと上がってそのままの勢いで進んでついていけずにあわててクラッチ切って倒してしまうというのがよくあるパターンです
ですので低速でスムーズに乗り上げられなければ一旦戻るか逆に超低速でカタツムリの如くジワ~っと乗り上げて行きましょう
あんまり進入が遅すぎると途中で勢いを失って余計に怖いです
途中で勢いを失った時パワーを調整するよりも一旦降りたほうが安全で簡単です
途中でパワーを上げる事の何が危険かというとバイクは前進していなくても板に大きな力が加わっている訳です
バイクが動き始めた瞬間に一気に前進するか耐えていた板が緩んだ瞬間にずれたり最悪後ろに飛んだり・・・
パワーがあってグリップもあるバイクだと大げさじゃなく後にすっ飛びます
もの凄い角度で坂道発進してるのと同じで調整間違ったらホイルスピンしたり飛び出すのと一緒です
ですので最初から最後まで一定速度よりは進入時ある程度勢いがあり最後惰性であがる程度が安定します
ただこれはある程度慣れているからかもしれません
進入速いって事は中心からずれる可能性もあるしそもそもどの程度の勢いなんだって話ですから
ごちゃごちゃ書きましたが乗せるのは別にそんな難しくないと思います
スムーズにいかなけりゃやり直すくらいの気持ちでやれば大型でもあっさり上がります
降ろし方

危険なのは降ろすほうです
私はニュートラル
ブレーキを引きずりながらちょっとずつ降ろしていきますが慣れてないと大抵どちらかに曲がって行きます
多分右にずれてくと思います
というのも右のグリップの方が遠いので無意識に右に切ってるんですよね(私だけ?)
ですので「右に曲がんじゃねーのかな~」くらいの意識で注意しとくと良いです
一旦降り始めると上に戻るのは難しいので取り返しのつかない事になる前に細かく調整しましょう
感覚的には自分が半歩下がる、ブレーキ引きずりながらバイクも半歩分下がる、そしたらまた自分が半歩下がる、この繰り返し
時間はかかりますがこれならまず大丈夫です
もしにっちもさっちもいかなくなったらエンジンをかけて一旦上がるしかありません
ただこれはめちゃくちゃ危険です 上で書いたように停止状態からクラッチをつなぐので下手するとラダーレールがすっ飛びます
超低速で上がるしかありません
積載したら今度は固定ですが長くなるのでまたいずれ