【新規就農と田舎暮らし】その02

進路変更!

前回私の計画があまりにぼんやりしていたので計画変更になったと書きました

今回はその流れを

  

私のぼんやりした受け答えを聞いて市や県の職員はこれは厳しいと感じたのでしょう

そこで1つの提案をされました

それが農業大学校で社会人研修をするというもの

 

これは農業大学校(以下農大)で学生とは別の社会人向け研修制度です

基本的に1年間です 

専修学校として2年間通う普通の学生と違い研修生としてより実践的な研修を受けます

費用は無料です 

研修中は生活費として年間150万円の助成金が出ます(但し条件があります)

国の政策なのでどの県でもやってると思います

  

ここで農業の基本のきの字から習ってくるべきだという判断です

1年間月曜から金曜まで8時~17時(実際は朝6時~18時くらい)までみっちりと研修です

最初は「アラフォーのオッサンが今更学生かいな・・・」と思いましたが

確かに私は米がいつできるのかも知りませんしクワすらふった事がありません

さらに地元に何のネットワークもありません

 

職員さんが言うには農大で仲間を作るのは非常に大切な事だと言われました

「なるほどなぁ・・・」とあっさり流されました

「よし農大に行って見るか」と相変わらず場当たり的な決断をしました

農大での話はまた別に記載します

 

私は農大に進みましたが同じ研修でも現地研修というものがあります

これは実際に農家のところで働きながら仕事を覚えるというものです

私は全く農業経験が無く新規就農という事もあり農大で1年現地研修で1年という形になりました

別に珍しいパターンではなく新規就農だと割と多いんじゃないでしょか

 

研修とはいえなかば従業員のような形ですね

ただし給料は出ずその間は助成金が出ます

農大で学ぶのと一緒で年間150万円です

たしかに年間150万円はスゴイ金額ですが生活していくうえでは全然足りないでしょう

特に家族がいる人だと絶対に無理ですね

家族のいる研修生は他でバイトしたり貯金を切り崩しながら研修を受けていました

私は独身ですし実家があるので家賃も不要で特にバイトはせず研修を受けていました

流行の子供部屋おじさんでしたね 

 

農大にせよ現地研修にせよこの期間は作業を覚えるだけでなく研修先や地域とのネットワークづくりに非常に重要な期間だと思います

ネットワークというと堅苦しいと思う人もいるでしょう

実際は顔を覚えてもらう程度でも十分じゃないですかね

私みたいなコミュニケーションが苦手な人間でも何とかなりますし

  

私の場合研修先で農地の紹介をして頂きました

そして中古トラクターの手配をして頂きました

4月から就農の場合基本的に先に農機を買ったり圃場を整備する事は許されません

すでに就農しているとみなされる訳です

とはいえ4月1日にいきなり中古トラクターを探しても間に合いません

そこで研修先が購入しそれを4/1に購入するという形をとりました

文章だと大した事ありませんが金額にして200万を建て替えるというのは結構なものだと思います

ですので研修先で労働力として役に立つそして良い関係を作るというのはとても重要じゃないでしょうか

自分で言うのもなんですが精一杯やったとは思います

私の自己評価は高い!

という訳で農地は決まり機械もある程度目処が立ちました

いよいよ独立する時が来ました

 

   

農地を選ぶのでもコダワリのある人は頑張ってましたね

スローライフがしたい人はいくら便利でも国道沿いを避けたりあまり人と接したくない人なんかは山奥の耕作放棄地をあえて選んだりと色々です

そういう場所は生産性という意味では不利だと思いますがやはりしっかりとしたビジョンがある人は行動力も違う印象です

なにより楽しそうで羨ましかったですね

多少の不利や不都合なんて跳ね返してしまいそうな感じでした

 

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